はじめの一歩

チューニング&カスタム

始めの一歩
エアークリーナーやマフラーを交換する吸排気系と、プラグを交換する点火系のチューニングです。
空気をいっぱい吸って、爆発させ、排気させてあげる、これはパワーを出すチューニングの基本的な考え方で、今後どんなにチューニングが進んでも変わらないことです。純正部品に不満を感じたらまず、より効率の良いパーツに交換して低回転から高回転の全域にわたりストレスのない状況を作るチューニングです。洋服と同じように自分に合ったサイズを選びましょう。太いマフラーは高回転重視。街乗り重視のみなさんは、ほどほどに。大型店舗でも購入できるので、見たことがある人も多いのではないのでしょうか。
タイヤのインチアップや太くするのも走りを変える一つの方法ですね


ライトチューニング
純正の状態は、どんな人が乗っても壊れ難いように大きくマージンを取ったセッティングになっていますので、それを見直してリセッティングをすることで、自分のクルマが持つ本来の能力を呼び起こし、基本的な部品を変えずノーマルエンジンの持つポテンシャルを引き出すのがライトチューニングです。
ターボ車だと過給圧を上げサブコンやフルコンを使い点火時期や燃料の量を調整するブーストアップ仕様、NA車でも点火時期や燃料を調整することでフィーリングやトルク、パワーも格段に向上します。冒頭でもお伝えしましたように、パワーを出すに当たっての折り合いが付かないパーツもこの時点で交換しておきましょう。インタークーラーやオイルクーラーなどの冷却系や、パワーをしっかり伝えるクラッチやLSDなどの駆動系、走行安定性を向上させる足回りなどなど….。
ここからショップの味付けが変わってきますので、チューニングの目的は、「なんとなく…。」ではなく、「カッコよくしたい。」と、ハッキリと(笑)。

ミドルチューニング
エンジン本体の基本的な部分は純正のまま変更せずに、周辺のパーツ交換のみで、さらなるパワーアップを目標とした基本的にターボ車に限ったチューニングです。ゼロヨン仕様、サーキット走行仕様、湾○最高速仕様など、みなさんが主にクルマを使う目的に合わせて、パワーと使い勝手を高い次元でバランスをとります。今までのチューニングの見直しとこれからのチューニングパーツの選択などを相談し、タービンやヘッドガスケットを変更。パワーアップに伴う燃料の供給パーツであるインジェクターやフューエルポンプも合わせて交換します。
クルマの性格が明確になってくるので、かなりチューニングカーらしくカッコよく見えてきます。
ショップの選択に結果が出てしまうこともあると思います。

フルチューニング
 エンジン本体に目的にあわせて、手を加えるチューニングです。
純正エンジンは、どんなハイスペックでも量産である以上、コスト面での妥協がどうしてもあります。例えば、パワーを引き出すにあたっていえば、各部強度不足ですし、ロングライフを考えるには消耗の早い安価な部材を使っています。フルチューニングといいますとパワーだけむやみに出すイメージが先行しがちですが、チューニングは、与えられた現状で最大限の調子を整えることだと考えていますので、単純にディーラーではオーバーホールといっていることでも、1つひとつパーツの重量を丁寧に合わせたり、隙間を純正の数十倍の精度で組み上げたりすることで、パワー、トルク、レスポンスは純正とはまったく違う数値になります。その延長線上にチューニングエンジンがあるはずです。今まで培った経験を生かし、細かい部分まで神経を研ぎ澄まし積み上げ、ポテンシャルを引き出します。